全体の流れ

それでは実際にクロス取引をやっていきます。
本サイトでは「SBI 証券」という証券会社での手順を説明していきます。
まずは株式優待取得までの全体の流れをここで確認していきましょう。

準備

まずは株の取引を行うために証券会社の口座を開設していきます。銀行の口座を開くのと同じ感覚でやっていけば大丈夫です!
SBI 証券ではオンラインで全てが完結します。
申込完了後、しばらくすると開設完了の連絡が届くはずです。

次に証券会社の口座にお金を入金していきます。
口座を開いただけではまだお金が一円も入っていないため、株を売買することができません。
そのため入金の手続きが必要になります。
いろいろな入金のやり方がありますが、お持ちの銀行口座からオンラインで入金するのが簡単でしょう。

通常であれば、ここまでで株の売買ができるようになるのですが、クロス取引を行うためにもう一つ手順が必要になります。
それが信用取引口座の開設です。
これを行わないとクロス取引で必要となる「信用取引」を行うことができません。
こちらの口座も申し込み後にしばらくすると開設完了の連絡が届き、信用取引を行うことができるようになるはずです。

以上でクロス取引の準備完了です!
以降、実際の株の売買を行っていくことになります。

株の売買(株主優待の権利取得)

口座の準備が完了したら、実際に株の売買を行って株主優待の権利を取得していきます。

株主優待を選ぶ

(権利確定日の数日前)株の買いの注文を入れる、株の売りの注文を入れる

(権利確定日の次の日)現渡

(三ヶ月後)株主優待が届く

まずはどの会社の株主優待を取得するかを決めていきます。
SBI 証券では株主優待実施企業をリストアップしているので、その中から自分が欲しい株主優待を実施している会社を探していくことになるでしょう。

取得したい株主優待実施企業が決まったら実際に権利を取得していきます。
以前説明したように株主優待の権利取得には「権利確定日」に株を保有しておく必要があります。
また、SBI 証券では一般信用取引をできる期間が 15 日間と決まっていたり、権利確定日直前には在庫がなくなってしまったりするので、権利確定日から 5~ 10 日前に株の取引を行っていきます。

株の取引を行うと決めた日に「株の買い」と「株の売り」を同時に行う必要があります。
そのために注文をその前日に入れておいて、翌日の開始時刻に同時に実施されるようにしておきます。
この際に行う株の買いと売りの具体的な手順はあとで説明します。

そして、権利確定日が過ぎたら、買った株と売った株を元に戻します。
その際の手順を「現渡」といいます。
この手順もあとで説明します。

株主優待到着!

以上で作業は終了です!
あとは 3 か月ほど後に株主優待が送られてくるはずです。

これからあとの記事で上記の具体的な手順を順を追って説明していきます。

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